ホリエモン好きだなぁ
ホリエモンの発言は良くネットニュースで取り上げられたりしていますよね。歯に衣着せぬ物言いが常に賛否を読んでいます。
新幹線の座席を倒す時に声をかけたほうがよいか?などと「別にどっちだっていいじゃん」って思っちゃうことにホリエモンが発言すると議論になったり。影響力がある人だぁと感じます。
そんなホリエモンの新刊「これからを稼ごう」が発売されました。仮想通貨を中心の話に添えて、お金とは何か?という本質的な問いと、タイトル通りのこれからお金をどうやって稼ぐべきかという、今までの書籍でも繰り返し伝えていた「サラリーマン給料」に依存しないで、好きなことやってお金を稼いで楽しく生きようというメッセージが込められている。
ホリエモン、好きだ。
僕が特に驚いたのは、ライブドアの一連のドタバタの結末の逮捕劇に至った真の理由が暗にほのめかされているところだ。あの事件ニュースを通じて表面的にみていると、何かよくわからないけど、ホリエモンが悪いことした、みたいな論調になっている。ホリエモンの書籍の内容を読む限りは、ホリエモンのビジョンに脅威を感じた人々に潰されたのだという認識になる。
その構想は、国の通貨発行権の影響力を弱めるという点だ。
国民国家の運営を維持するうえで最も重要な権利である「通貨発行権」。仮想通過はこの権力を脅かす技術である。また、日本円が使われなくなる要因は仮想通貨だけではない。それは、一定規模の経済圏が出来ることだ。
例えば、LINEは日本国民の半分以上にあたる7000万人が利用しているサービスだ。このLINEの中で仮想通貨が登場し、SNSだけではなく、日常生活に必要なモノやサービスが購入できたとしたら、LINEだけで生活が成り立つことになる。これはLINE経済圏だ。
こうなったときに日本円の必要性は非常に薄くなる。それでは、Amazonが仮想通貨を作ったらどうなるであろうか?Amazonで生活が成り立ち、支払はAmaon通過。3億人を超えるAmazonユーザーは歓迎するのではないか?アメリカの5人に1人がAmazonユーザーである現実。これはアメリカドルにとって大変脅威なことだ。
こんな感じで、通貨発行権を脅かす独自経済圏。ホリエモンはライブドアでこの構想を実現したかったのではないだろうか?
ホリエモンの描く未来は面白い。そして惹かれる。